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Blog Detail こどもの歯磨き(乳幼児期編)
2021/12/07
乳幼児期(0~2歳)の歯磨きについて
ホワイト歯列矯正クリニック・たまプラーザ 院長の志賀です。
年齢・生えている歯の状況にあわせて歯ブラシの仕方は異なります。
今回は乳幼児期(0~2歳)の歯磨きについてのお話をしていきます。
やり方と注意事項
仕上げ磨き
まず、仕上げ磨きの基本はどの年齢層でも共通の『寝かせ磨き』です。
こども達は、歯ブラシを嫌がります。
保護者の方の考え方も「押さえつけて磨く」というイメージになると心苦しいと思います。
「押さえつける」というイメージから「安全にそして効率良く磨いてあげる」というイメージに変換してみましょう。
考え方を変えてみるだけで、気が楽になるかもしれません。
ポイント
①前歯の乳歯が8本揃っていない場合は、歯ブラシではなくガーゼなどで汚れを拭ってあげると効率が良いでしょう。
②上下の前歯が8本揃った段階でナイロン製の歯ブラシを使いましょう。
③いきなり押さえつけられて口に物を入れられたら大人だって怒ります。
子供ならなおさらです。
歯磨きをする前に口周りをタッチしたり音楽などを流したりして、これから楽しいこと(歯磨き)が始まることを告げてあげてください。
口周りのタッチって何?
赤ちゃんのタッチケアと同じです。
まずやる前に行う場所周辺を触って上げましょう。そうするとこども達も触られているところに意識が行きます。
何かを始める前に手や頬などを触りながら、だんだんお口周りを触っていきます。
いきなり歯ブラシを口に入れたりせず、こども達の気持ちを作ってあげましょう。
この時期に意識して欲しいことは、習慣化です。
歯ブラシ⇒寝て磨く
歯ブラシ⇒楽しい
これだけでかまいません。
そしてもちろん食生活にも気を配りましょう。
甘い飲物・菓子パンなどは注意してください。
歯ブラシ選びのポイント
この時期の歯ブラシ選びのポイント
・歯ブラシの丈が低いもの
・硬さがある程度硬い物。指で触ってへたらないもの
仕上げ用の歯ブラシは、絶対に子どもに持たせないでください。
喉をつく事故が多発しています。
持たせるのでしたら乳幼児用の歯ブラシを持たせましょう。
柄がついたものであれば喉をつくような事故は未然に防げます。
磨く回数はどれくらい?
前歯の表側10~20回
前歯の裏側10~20回
それぞれ磨きましょう
裏側は歯ブラシを縦にして裏側から物を掻き出すように磨きます。
低年齢の時の歯ブラシはとても大変です。
なので、まずは習慣化をすることを意識してください。
習慣化することで後々が楽になります。
もちろん、個性があります。
無理をせず毎日ケアを続けることが大切です。
今後も年代に合わせた歯磨きの仕方についてご説明していきます。
歯ブラシの仕方でお困りの方は、かかりつけの歯科医院にご相談ください。