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Blog Detail 乳歯の形の特徴とむし歯の関係性
2021/12/09
ホワイト矯正歯科小児歯科クリニック・たまプラーザ 院長の志賀です。
みなさんは子どもの歯(乳歯)についてどのようなイメージを持っていますか?
・小さい
・抜け替わる
・むし歯になりやすい
などといったところでしょうか。
今回は乳歯の形とむし歯についてご説明していきます。
なぜむし歯に成りやすいの?
大人の歯(永久歯)と違って有機質が多く含まれているので歯が溶けやすいのが要因です。
乳歯の形状にもむし歯になりやすい要因があります。
また、自己管理が難しく食生活習慣が乱れやすいことや歯ブラシなどのケアが困難であることも一因です。
乳歯の根の形と神経
乳歯にも根っこがあります。
ただし、永久歯とは異なり乳歯の根は短いです。
さらに大人の歯と比べて弯曲が強く、扁平な形です。
もちろん乳歯にも神経はあります。
歯を削ったり神経までむし歯が及んだりしたら痛みを訴えることもあります。
乳歯の神経は尖っており、歯の表面との距離が近いことから歯の間のむし歯になると神経まで達しやすいのです。
だからこそ日々のケアと食生活習慣の管理が大事になってきます。
乳歯の溝
乳歯は永久歯と違い、溝の形態が複雑ですが、溝の深さ自体は浅いという特徴があります。
複雑な溝に食べ物のカスが溜まりやすいためむし歯に成りやすいのです。
子どもたちは、飴・ソフトキャンディを食べる時、舐めるのが大変なため咬んでしまいます。
そのため、細かく咬んで砕いた飴のカスが溝に入り込んでそのまま残ってしまいます。
だから、むし歯に成りやすいのです。
なぜ飴をすぐに噛んでしまうのでしょう。
子どもの口の大きさは大人の半分位。
だから、子どもがお口の中に1つ飴を入れた状態は大人で例えるなら2つ口に入れているようなものです。
想像してみてください。
口の中に飴が2つあった場合どうしますか?
たぶん、舐めやすいようにまず細かく砕くと思います。
これが、飴・ソフトキャンディがむし歯になりやすい要因の一つです。
もちろん、ショ糖を多く含みダラダラ食べをするのも要因です。
だからこそ、飴・ソフトキャンディ・グミを子どもにお菓子として提供する際はお気を付け下さい。
生え替わりの永久歯がない
生まれつき生え替わりの永久歯が少ないことがあります。
以下の図の赤丸をつけた部分の歯がないケースが多いです。
生まれつき生え変わる永久歯がない部分は乳歯が残るのですが、それでも30~40歳頃までで抜けてしまうと言われています
抜け落ちた後は、インプラント・入れ歯・ブリッジ・歯列矯正で隙間を閉じる・何もしないの5の選択肢があります。