保隙(ほげき)治療と歯列矯正治療

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2021/12/10

ホワイト歯列矯正クリニック・たまプラーザ 院長の志賀です。

今回は、子どもの歯(乳歯)をなんらかの理由で早期に失ってしまった場合の対応法と矯正治療とに違いについてお話いたします。

①むし歯の重傷化により抜歯が必要となった
②外傷により乳歯が早期に脱落してしまった

上記の理由で乳歯を早期に失い永久歯が生えるまでに期間が開いてしまう場合に保隙処置を行います。
何らかの理由で永久歯が出てくる前に乳歯を失ってしまった場合に行う処置です。

保隙とは、読んで字のごとく、歯の隙間を保つことです。
永久歯が出てくるための隙間を保ち続け、出てくるのを待ちます。
この隙間を保ち続けるためにお口の中に装置を付けます。

種類としては、大きく分けて2つあります。
①固定式保隙装置
口の中に固定して自分では取り外す事が出来ない装置。
②可撤保隙装置
自分で取り外しが可能な装置。
簡単にお伝えすると入れ歯に近いイメージです。

保隙装置に関しては、一部、健康保険が適応となります。
詳細はかかりつけの歯科医院にお問い合わせください。

保護者の方が間違い易いのが
口の中に装置を入れる=矯正
と考えてしまうことです。

保隙治療は矯正治療ではありません。

保隙治療は隙間を保つだけです。
あくまでも小児歯科のう蝕治療や外傷治療の一環だと思ってください。

矯正治療は、歯に力をかけて動かします。
保隙治療は歯を動かしません。

矯正治療は歯を動かして綺麗な歯並びにすることができます。
保隙治療は、永久歯が健全に生えてくるようにするだけの治療なのです。

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ポーラスター矯正歯科・小児歯科たまプラーザ

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