ポーラスター矯正歯科・小児歯科たまプラーザ|小児歯科専門医

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2021/09/24

小児歯科専門医って何?

小児歯科専門医

ホワイト歯列矯正クリニック 院長の志賀です。

 

今回は、小児歯科の専門医についてご説明いたします。

『“子ども”は“小さい大人”ではない』
これはフランスの哲学者ルソーが残した教育思想の言葉です。
医療の世界でも同様の事が言えます。

小児科と小児歯科は新生児から中学校3年生までのお子さんをケアする診療科です。
「診療科として存在しているという事は、何か特殊なことがあるの?」と疑問をもたれるかもしれません。

子どもと大人ではそもそもお口の中がまったく異なります。
子どもには子どもの歯(乳歯)があり、生え替わりがあり、顎の成長があります。
噛み合わせもまったく違います。
そのため、子どもの歯や全身に対しての基本的な手技や知識を大学や専門医療機関で技術と知識を習得した歯科医師が必要です。
その専門的な教育を受けた歯科医師が「小児歯科専門医」なのです。

小児歯科は子どもの口に関する事は全て出来る必要があります。
修得するには、大学病院の小児歯科や小児歯科学会認定施設で最低5年間の臨床経験を積まなければなりません。

私も様々な事柄について大学で勉強してきました。
お子さんだけでなく親御さんの気持ちも考えなければならず、新人時代にはとても苦労しました。
対応法については今もまだ勉強している最中です。

お子さんにとって何が一番良い方法なのかは、正解がありません。

私が新人の時に指導してくださった先生には「ベストではなくベターを選びなさい」と言われました。
「ベターって何?」と悩みましたが、最近になって「子どもに対して理想や完璧を追い求め過ぎることで、子どもに無理を強いてはいけないよ」という意味なのかなと考えるようになりました。

私が所属していた昭和大学小児歯科の教授からは、「治療は「いいかげんにやりなさい」⇒「良い加減にやりなさい』」言われてきました。
この「良い加減」が子どもの歯科治療には非常に難しいのだと常々感じています。
少子化に伴い保護者の考え方も多用化しており、小児歯科医もそれに対応していく必要があります。
歯科医師の治療に対する思い、そこにお子さんや親御さんの気持ちを含めて考えます。
このバランス感覚はとても難しい。
大人の歯(永久歯)に悪影響を及ぼさず、健康に過ごせるという結果を出すためにはとても重要です。

小児歯科の専門医を修得した時に教授から「専門医を修得したからと言って技量が上がる訳ではない。責任が生まれる」と言われました。
たしかに、専門医を修得しただけで技量が向上する訳でも知識が増加する訳でもありません。
歯科の分野で専門医を厚生労働省が認可しているのは口腔外科・小児歯科・歯周病科・歯科麻酔科・歯科放射線科の5つです。
小児歯科専門医になるということは責任が生まれるため、このようにブログを書くのも嘘や欺瞞情報を提供することは出来ません。
そのために常に「間違ったことを言っていないか?最新の知識なのか?」について精査し学び続けています。

全国で小児歯科専門医は1200名。
常に子ども達の口の中の健康を維持するための誇りを持って仕事に当たっています。

お子さんの口の中に関する疑問が生まれたら、かかりつけ医かお近くにいる小児歯科専門医の先生を受診しましょう。

なお、当院は、10月4日(月)より、小児歯科医療を行う予定です。
何かありましたらご相談ください。

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ポーラスター矯正歯科・小児歯科たまプラーザ

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